190. CD化不可能なアナログ盤 NOB  2001/05/09 (水) 13:29
細かいネタで恐縮ですが
「バート・バカラック・オン・レア・グルーブ」(テイチク/TECN-18435/1998.10.21発売)というCDアルバムに京平さんの編曲で2曲(恋の面影・恋よさようなら)収録されています。同じ内容のアナログ盤があったのかどうかはわかりませんが、録音は1曲を除いてすべて1970年に行われているようです。
話は変わりますが、書籍「筒美京平の世界」の巻頭グラビアページにも掲載されてる「プロフェッショナル・シリーズ Vol.4(東芝)」というアナログ・アルバムだけは絶対にCD化されないでしょうね。なぜってダイレクト・カッティングとマルチ・レコーディングの聞き比べ、という企画盤だからです。つまり、ダイレクト・カッティングは直接原盤に録音(カッティング)するからこそ意味があるので、CD化は無意味というわけ。だけどB面のマルチ・レコーディング・パートに収録されている「カリブの夢」のトラックごとの分解はとても聴き応えがあり、B面だけでもCD化してもらえないかな、と思ってしまいます。
1977年に店頭でこのレコードをたまたま発見したときは、その夢のような内容に身震いしました。(ちなみにこのレコード、帯には「測定用)と書いてあります。何を測定するんだろう?)


189. Re: トーキョーソフトヴァイブレーションズ TA_TE  2001/05/08 (火) 01:53
こんにちは。

1994年の発売ですからね。
確認してませんが、廃盤になっているでしょうね、きっと。
同時発売された浜口庫之助さんや沢田駿吾さんのCDが最近、再発売されてますから、これらのCDが一度廃盤になった可能性は大です。
でも、中古屋さんでたまに見かけますから、こまめにのぞいていれば、見つかると思いますよ。

8トラの話ですが、そうなんです、とりあえずアポロン音源なのです。
アポロンといえばナベプロ、ナベプロといえば渡辺音楽出版、渡辺音楽出版といえばPARADE、そうです、PARADEレーベルに期待したいところなんです。
アポロンはもう存在していませんから、「PARADEさん、なんとかして〜!!」といった感じですね。

「筒美京平の響」ですが、これはいいアルバムです。
京平さんの魅力がいっぱい詰まった素敵でカッコよくて、甘酸っぱくって、せつなくって、そして、こころ暖まるアルバムです。
京平ワールドへの入門書としては最適だと思います。
ちなみにこのアルバムに掲載されている写真が30周年の時にやたら使用されたあの有名な写真です。
横向きの京平さんとレコーディングスタジオでトランペッターに話かけている京平さんのあの2枚です。

最後に、“こんなのもあります”、ということで、こういったアルバムの中で、書籍「筒美京平の世界」に掲載されていないアルバムを2点。

☆魅惑のイージーリスニング〜グループサウンズ・ヒット・メロディー〜 (ビクター・シンフォニック・ストリングス / ビクター SJV-383 / 1968年12月発売)

全12曲を京平さんを含め3人のアレンジャーが分担。
京平さんが何曲担当しているのかは現物を持っていないので不明ですが、少なくとも2曲はあります。
「花の首飾り」と「亜麻色の髪の乙女」の2曲です。(この2曲は他のオムニバスのアルバムに収録されており、判明)

☆土曜日はいちばん/ソフト・タッチ・イン・ヒット (ユナイト・ニュー・サウンズ / キング SKK(U)583 / 1970年発売)

全12曲とも他人の作品ですが、京平さんのアレンジです。

ということで、今日はこのへんで。


188. はじめまして かずしげ  2001/05/08 (火) 00:20
はじめまして!
まさか京平さん関連のHPがあるなんて・・・。
まったく恥ずかしい限りです。
京平さんを追いかけて僕も20年くらいになります。
友人と近田春生さんの影響でしょうか・・・。

>そういえば、「亜麻色の髪の乙女」は近田春夫さんなんかは、
>京平さんの作品では?と疑っていましたね、昔。

管理人さん、僕もそう思ってます(笑)
もしご迷惑でなければまた遊びに来ていいでしょうか?


187. トーキョーソフトヴァイブレーションズ 8トラ  2001/05/07 (月) 13:01
TA TEさんメッセージありがとうございました。
確かに8トラの再生は困難ですね。昔流行った家庭用
カラオケが押入の奧にでもあれば聞けますが...
ところで、キングの「トーキョー〜」ですがどこかで
売ってませんか?当時のヒット曲をどうアレンジして
いるか興味があります。「ビートルズが〜」は手に
入ったのですが...
わたくしも筒美作品8トラ版のCD化は夢です。
アポロンなどでのアレンジだけのお仕事が好評だった
という話については、当時はなんと贅沢な「歌のない
歌謡曲」存在したのだろうと思います。
個人的にはソニーの「筒美京平の響」くらいCD化して
欲しいです。
話は変わりますがポールモーリアの「たそがれマイラブ」      ですか。是非聞いてみたいです。
わくわくして美しくて引き込まれて行くアレンジは
両者本当に共通していると思います。
また長くなりました。すみません。
好みのCD化は ないものねだりのIwantyou です。


185. Re: ノーランズ TA_TE  2001/05/06 (日) 02:22
95円とはどういうことですか!

こんにちは。

しかし、いくらなんでも安すぎる!
ホントにうらやましい限りです。

ところで、ノーランズにはもう1枚、筒美作品が収録されているアルバムがありますヨ。
「なんてったってアイドル/ノーランズ」より1ヶ月遅れで発売した「淋しい熱帯魚/ノーランズ」です。
こちらは1曲だけですが「木綿のハンカチーフ」をカヴァーしています。

スカパラで思い出しましたが、スカパラも筒美作品をカヴァーしていましたよね。
スリーディグリーズの「にがい涙」でしたが、スカパラ・パージョンを初めて聴いたとき「やられた」と思いました。
まさにお見事!といった感じです。
カヴァーで感動することって、あまりないので、もうくり返しくり返し聴いていました。

ついでに洋楽カヴァーの絶品をもうひとつ。
ポール・モーリアの「たそがれマイ・ラヴ」です。
京平さんがポール・モーリアを意識して作った「カリブの夢」というのがありましたが、こちらは、ポール・モーリアの手によって、筒美作品がポール・モーリア・サウンドに生まれ変わっているのです。
これもお見事!
これはCD化されています。

今日はとりあえず、こんなとこで。


184. ノーランズ ホーヘン  2001/05/06 (日) 00:31
こんばんは。

TA TEさん、ほんとに「Ryu」って見つかんないんですよね。
あったーと思って手を伸ばすと美裕リュウの「Ryu」だったり、RYOの「ベラドンナ」だったりということが何度となくありました。
そのくせ、平山さんの「チェス」が2枚置いてあったりするので、気は抜けないのです。

あのノーランズがキョンキョンの曲をカバーしたアルバムを中古屋で手に入れました。「なんてったってアイドル/ノーランズ」という作品で91年に発売されたようです。
京平さんの曲は5曲、「な」と「ヤ」と「夜」と「ま」と「迷」です。

感想としましては、これが意外によかったのです。
キョンキョン特有の、こぶしともビブラートとも違う謎の「ゆらゆらヴォーカル」でない分、メロディーの美しさが際立つのです。
特に「夜」なんかやっぱりいい曲だなあとしみじみしちゃいます。

でも、「ま」は英語詩のためか、一番おいしい部分であるサビの「まっ赤な女の子」の子のところや、「瞬間ウキウ〜キ」といった男心くすぐりポイントが再現されてなくてちょっと残念でした。

あと今日はパソコンのパーツ屋さんでC-C-Bの「愛の力コブプラス」と石井明美さんの「MonaLisa」を95円で購入しました。
それにしてもこの値段はすばらしすぎます。ほかのもこういきたいのですが、こういうものの相場というのはどうなっているのでしょう?
中古レコード店は妙に値を吊り上げているところがあるので、いろいろまわってみるのがいいんじゃないかなあと経験上思います。

店に行く途中、椎名林檎さんそっくりの猫に遭いました。「真夜中は純潔」、スカパラとやってるんですよね。ムネムネの曲もこれぐらいあちこちでかけてほしかったです。


183. Re: はじめまして TA_TE  2001/05/04 (金) 22:30
こんにちは。

昭和46,47年といったら、京平さんの作品が面白くなりはじめた頃ですね。
私もその頃の作品は好きです。
なんせ、“驚異の筒美京平サウンド”と呼ばれた、つまり、京平さんの斬新なアレンジでですね、育った世代ですから、京平さん自らアレンジしていた頃の作品には特にひかれるんです。

ところで、8トラテープの話です。
私は持っていないのですが、初期の京平さんは8トラテープのみの音源も残していますからね、いつかは手に入れようと思っています。
中古屋さんでも注意して見ているんですが、ほとんど出回っていないのが実状なんですね。
15年くらい前までは、まだ再生機も存在していたんですが、もし仮にテープが手に入ったとしても、その再生機の方をなんとかしない事には聴くことも出来ないし…。

困ったもんです。

どこかのメーカーで、その8トラテープ音源を発掘してCD化してくれるとありがたいんですが。


182. はじめまして 8トラ  2001/05/03 (木) 18:15
はじめまして。8トラと申します。
何の情報もなく恐縮ですが、筒美先生についてお話させて下さい。
筒美京平というクレジットを意識しだしてもう20年近くなります。
そもそも歌謡曲に興味を持ったのは、車の中にあった古い8トラック
のテープがきっかけでした。ラブサウンズやタンゴ、西部劇音楽に
混じって2本だけ歌謡曲のテープがありました。歌のない歌謡曲と
いうやつです。誰の歌かわからない・・・。パッケージに書いてある
のは曲名と作曲者だけ。本物はどんなもの?という感じでした。   すいません長くなってます。
因みに1本は「有線放送〜全国集計〜歌謡曲」というタイトルで
1.悪魔がにくい     1.雨の御堂筋
2.誰も知らない*    2.長崎から船に乗って
3.火の女        3.遠くはなれて子守唄
4.ポーリュシカポーレ  4.雨の日のブルース*

1.お祭りの夜      1.長崎慕情
2.雨のバラード     2.潮風のメロディー*
3.さよならをもう一度  3.涙から明日へ
4.わたしの城下町    4.望むものはすべて*
 2本目は「喝采〜ヒット歌謡速報」というタイトルで
1.雨          1.喝采
2.折鶴         2.初恋のメロディー*
3.恋の衝撃       3.雪国へおいで
4.月曜日は泣かない*  4.古いお寺にただひとり

1.同級生        1.あなたに賭ける*
2.放浪船        2.虹をわたって
3.悲しみよこんにちは* 3.春・夏・秋・冬
4.知らない人のように  4.せんこう花火
以上です。全部の歌手名、音源を見つけだすのは時間がかかりました。
皆様のお宅に8トラのテープなんか残ってないですか?あれば是非
教えて下さい。
この2本のテープにバランスよく入ってる筒美京平の文字。この人の
唄って何かいい。子供ながらにそう思うようになりました。その後は
もう筒美京平のクレジットばかり追いかけていました。
この影響で個人的には昭和46・47の京平作品が特に好きです。
この時期にリアルタイムでよく聞いていた方のお話を是非お聞きした いです。わたくしは2〜3才でしたので・・・。
長くなりすぎました。お許し下さい。


181. Re: モーニング娘。と京平さん TA_TE  2001/05/02 (水) 09:19
こんにちは。

「ガレージ・オープニングソング集」はテレビ東京の「ガレージ」という深夜に放送されていた番組がらみのCDでした。
グループサウンズのカヴァーでのマキシシングルを出していたので、いつかは京平さんのも取り上げるだろうと思っていたら、3枚目でついに、という感じでした。

このシリーズ、カヴァーものにしてはよく出来ており、監修・解説はアノ福田一郎さんです(若い人にはなじみがないでしょうが)。

「ダンシング・セブンティーン」には市井さんと保田さんの他に太陽とシスコムーンなんかもコーラスで参加しています。
わりと私は気に入っています。

モー娘。ファンにはおそらくC/Wの「亜麻色の髪の乙女」の方が気に入ると思います。
VOCALもとっていますから。
もちろん他のメンバーも参加しています。
福田一郎さんも、彼女らのアルバムにボーナス・トラックとして、ぜひ付けて欲しい、と言っています。

そういえば、「亜麻色の髪の乙女」は近田春夫さんなんかは、京平さんの作品では?と疑っていましたね、昔。

確かに京平さんっぽい曲(クレジットでは“すぎやまこういち”)なんですが、データ的にみると、それはありえないんですね。
だって、その曲の前に「バラ色の雲」という“筒美京平”名義の大ヒット曲があるんですから。

ず―っと、そう思っていました。

しかし、よく考えてみたら、もしこの曲が実際の発売よりずっと前の「黄色いレモン」の頃に作られていて、JASRACなんかへの登録もすませていたら…、それもありうるな、と。

実は私、“すぎやまこういち”名義の筒美作品の情報を探しているんですが、こればかしはホントに出て来ませんね。
簡単に公に出来るものじゃないですからね。
でも、「黄色いレモン」がらみで出て来た楽曲以外にも、絶対あるはず、と信じて、今日も情報探索の旅に立つのです。

それでは、また逢う日まで。


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